自律神経失調症の治療法 その2

2021/06/08

⑤抗鬱剤、睡眠誘導剤などを適時処方する。

このような薬の処方と言うものは、自律神経失調症の症状が辛くて耐えられないときには、とても有効な治療法と言える。しかし、薬と言うものは症状を抑える代わりに様々な副作用も生じる。主な副作用として、ふらつき、脱力感、便秘、眠気、口の渇き、嘔吐などがある。

⑥自律神経失調症と漢方

自律神経失調症になりやすい人は、体のほうは問題がなく、精神的な部分が原因であることが多い。緊張しやすい、ストレスに弱い、神経質などが原因で自律神経のバランスを崩しやすい傾向がある。

このような人は、体質そのものを改善する必要が出てくる。そういった場合に活躍するのが漢方で、漢方には人間がもともと持っている自然治癒力を利用して、心身の調和を図る作用がある。

⑦漢方の特徴

いくつもの生薬が組み合わさってできているのが漢方なので、そのために1つの薬で複数の症状を取ることができる。病気が続くと抵抗力も落ち、他の病気にかかったり病気が悪化することもあるが、漢方薬は体の抵抗力をつけながら、病気に勝つ体を作ることができる。

漢方薬はここの体質や症状に応じて処方されるので、同じ症状や病気で受信しても、全く同じものが処方されるとは限らない。西洋薬とは違い、自然の生薬をもとにして処方されるので、副作用も少なく優しいイメージを持っている。