自律神経系の構造  難しいです(汗

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2021/05/09


主に、戦うか逃げるかといった緊急事態への準備をさせる。交感神経系が優位であると、ノルアドレナリンや神経系の末端から分泌され、心拍数や呼吸数の上昇や消化活動の抑制などが見られる。また、異化作用(エネルギーを動員する準備をする)を持つ。

交感神経系の末梢部は、多数の神経節と複雑な神経叢の存在によって特徴づけられる。これらの神経節は、遠心性または神経節前交感神経、すなわち頭蓋、胸腰、および仙骨の3つのグループによって中枢神経系に接続される。自律神経系のこれらの出力は、接続が存在しない間隔で分けられる。

末梢の交感神経線維は、胸髄・腰椎の側角細胞に始まる。ここから出た神経線維は、交感神経幹神経節(椎傍神経節)または、さらに末梢の椎前神経節(腹腔神経節・上腸間膜神経節など)に至り、ここで次のニューロンに交代して末梢の効果器に分布している。

このように交感神経は2つの神経線維の連絡から成り立っており、神経節までの線維を節前線維と言い、後退した神経節から先の線維を節後線維と言う。なお、1つの節前線位の神経叢とその接続に複数の節後線維が接続していることも多い。