坐骨神経痛の基礎

2021/04/24

普段私たちが感じる痛みには、切り傷や打撲による痛み、すぐに治る痛みや長く続く痛み、刺すような痛みやだるい痛みなど、様々な種類の痛みがある。また、痛みを感じる部分も、腰、首、頭、足など、いろいろである。痛みはとても不快な感覚だが、痛みとはそもそも何なのか。自分の痛みを知って、痛みとうまく付き合っていきましょう。

●痛みの役割

私たちは痛みを感じることで、体に何らかの異常や異変が生じていることに気づく。もし、痛いと言う感覚がなければ、危険を察知したり、回避することができる。怪我や病気を繰り返したり、命が危険につながることもあるが、痛みは、体温、呼吸、脈拍(心拍)、血圧と並んで、私たちが生きていることを示す(バイタルサイン)とも言われ、私たちの身体や命を守る、生命活動に欠かせない役割を持つ。

しかし、中には生命活動に必要ではない痛みもある。必要以上に長く続く痛みや、原因がわからない痛みは、大きなストレスになり、不眠やうつ病など、他の病気を引き起こすきっかけにもなる。このような場合は痛みそのものが病気であり治療が必要です。